C'est la vie

100年ぶりにブログ見返したらソーサレスファイアウォールレダメにアガーペインに、嫌がらせかってくらい禁止にされてて草生えた

 

 

1.妖精

f:id:grigla:20191020223347p:plainオッなんかおるやんけ

 

初動は演出できず、1枚で仕事をできるカードでもない(それはゴーストリックが全部そう)。だがパニックと合わせたときの妨害性能や展開性能には光るものがある。自身を起こすにも釣ってきたもの(主にデュラハン)を起こすにもロールシフトが相性いい。相手の展開パワーと妨害パワーがあれだと駄天使と妖精だけでナイト固定ハウスダイレクトで勝ちの盤面まで持っていけてしまうケースも万が一発生するかもしらん

具体的にどういう状況でどう使おうみたいなやつ、普通の効果ゆえ普通に使えばいいだけっぽさそうなので特にこれ以上言うことない

 

 

2.ゴーストリックvsリンク

ゴーストリックはリンクモンスターに対してギミック内に妨害の手段を持たないが、リンクモンスターが出てくる前に場に出てくるモンスターたちに対しては妨害の手段を持っている。妨害がそこそこ有効に機能する場面があるだけリンクモンスターはまだマシ。融合とか儀式とか、裏守備の固定が固定として機能しないケースはマジでどうしようもない。ペンデュラムの物量がただでさえ厳しいのに必死こいて裏守備固定したと思ったらペンマジでフィールド空けてくるやばいデッキもあった。そういうのに比べれば全然いい

そもそもリンクモンスターでもしょぼいやつは(ターンが返ってくれば)主にデュラハンで処理できて、デュラハンで処理できない連中は大抵の場合別にゴーストリックじゃなくても処理はそれほど容易ではない屈強なモンスターなので

まあ

はい

 

f:id:grigla:20191102155213p:plainところでこの人は強いね

 

 

3.クロシープ

10月下旬、純ナチュルデッキにクロシープが採用されていたことが分かった。同デッキへのリンクモンスターの採用は初。

これまでエクストラモンスターゾーンしか使えなかった純ナチュルデッキにとって、リンクモンスターは待望の存在だ。今回採用が決定されたクロシープは、ナチュル・ガオドレイクのぬいぐるみの姿が描かれたイラストで、性能面では、緩い素材縛りで右下と左下にマーカーを持つ、非常に使いやすいリンクモンスターとなっている。シンクロで適用されるパンプ効果も相性は悪くない。地属性であるため、強力な永続罠カードである御前試合の邪魔をしないのも利点だ。

純ナチュル保守派とリンクモンスター採用推進派との対立は根深く、新マスタールール導入以降、融和の目途すら立たない状態が続いていたが、急転直下、劇的な雪どけを迎えることとなった。背景には、推進派の指摘する問題が保守派にとっても無視できない存在となっていたことがある。ただでさえ貧弱なデッキがさらに置き去りにされていくという問題だ。旧弊な思想にとらわれず柔軟にリンクモンスターを採用することでこうした問題を解決していくべきだとする推進派の主張は、徐々に支持を広げつつあった。「保守派の主張は限界で、リンクモンスターの採用はすでに秒読み状態だった」と証言する関係者もいる。

決定打となったのは、保守派内部からもクロシープ採用を認める声があがったことだ。「ナチュルネームを冠しないとはいえ、ガオドレイクの描かれたモンスターを採用しないのはいかがなものか。牙王やガイアストライオとの整合性が疑問視されるのでは」(ある保守派議員)。保守派ならではの理由でクロシープ採用を認められるということは、推進派の指摘する問題に対する態度を先送りにしてきた保守派にとって、まさに渡りに船だったのだ。

なお、クロシープの採用枚数は2枚で、かわりに不採用となったのはナチュル・エクストリオの2枚目と3枚目だった。この部分についてはかねてより「ミラクルシンクロフュージョンが1枚しか入っていないのに融合体が4枚、うちエクストリオが3枚も入っているのは無意味だ」「強金全飛びのケアになる。エクストラデッキを見たときエクストリオのかわいいドヤ顔が3つも並んでいるのは眼福だ」など激しい議論が繰り広げられていたが、採用を決定した以上は枠に都合をつける必要があるのは揺るがしがたい事実だった。

 

f:id:grigla:20191102001818p:plainメェ誉ナチュル

 

クロシープ採用は両派にとって妥当な落としどころであったといえるだろう。しかし、リンクモンスター採用推進派は引き続きミリス・レディエントや崔嵬の地霊使いアウスの採用を訴えていく構えだ。一時の雪どけを迎えても、当面のあいだ、与野党を分かつ吹雪がおさまることはなさそうである。